Google reCAPTCHAの有料化にどう対応する?無料で使えるCloudflare Turnstileへの切り替えを解説

「ウェブサイトのフォームにreCAPTCHAを設定しているけれど、有料化って本当?」

多くのウェブサイトでボット対策として利用されてきたGoogle reCAPTCHAが、特定の条件で有料化されることになり、代替サービスを探している方も多いのではないでしょうか。今回は、その背景と、無料で利用できる高機能な代替サービス「Cloudflare Turnstile」について解説します。

Google reCAPTCHAとは?

Google reCAPTCHAは、ウェブサイトをボットによるスパムや不正アクセスから保護するためのサービスです。「私はロボットではありません」というチェックボックスや、画像の中から特定のものを選択させるパズルなどが有名で、人間とボットを判別する役割を担ってきました。

reCAPTCHA有料化の詳細

reCAPTCHA v3のAPIコール数が、1ヶ月あたり100万回を超える場合に有料となります。小規模なサイトではすぐに有料化の対象となるケースは少ないかもしれませんが、アクセスが増加したり、フォームの多いサイトでは影響を受ける可能性があります。

有料プランの料金は、APIコール数に応じて変動し、サイトの規模によってはコスト増につながるため、多くのサイト運営者が代替サービスを検討し始めています。

無料で高機能!Cloudflare Turnstileのメリット

reCAPTCHAに代わる有力な選択肢の一つが、Cloudflareが提供する「Turnstile」です。大きなメリットは以下の3点です。

1. ユーザーに優しい認証体験

Turnstileは、reCAPTCHAのようにユーザーに煩わしいパズルを解かせる必要がありません。裏側で高度な認証技術を使用するため、ほとんどのユーザーは特別な操作をすることなく認証が完了します。これにより、サイト訪問者の離脱を防ぎ、よりスムーズなユーザー体験を提供できます。

2. 無料で利用できる

Turnstileは、利用回数に関わらず無料で提供されています。これにより、サイトの規模やアクセス数が増えても、コストを気にすることなく安心してボット対策を続けられます。

3. 高度なボット検知機能

Cloudflareは、世界中のウェブトラフィックを保護している巨大なネットワークです。その膨大なデータを活用した高度なボット検知技術により、精度の高いセキュリティを実現しています。

Turnstileをきっかけに知っておきたいCloudflareの無料サービス

Turnstileの提供元であるCloudflareは、ボット対策以外にも多くの便利なサービスを無料で提供しています。

  • CDN(コンテンツ配信ネットワーク): サイトの表示速度を向上させ、ユーザーがより快適に閲覧できるようになります。
  • DDoS攻撃保護: 大量のアクセスによるサーバーダウンを防ぎ、サイトを安定稼働させます。
  • 無料SSL/TLS: ウェブサイトの通信を暗号化し、セキュリティを強化します。

Turnstileの導入をきっかけに、これらのサービスも活用することで、サイト全体のセキュリティやパフォーマンスを向上させることができます。

まとめ

Google reCAPTCHAの有料化は、サイト運営者にとってサービスの切り替えを考える良い機会と言えます。無料で高機能なCloudflare Turnstileは、ユーザー体験を損なうことなく、確実なボット対策を実現する有効な選択肢です。

ビズラボでは、今回のTurnstileへの切り替え作業や、Cloudflareの各種設定、その他ウェブサイトに関するお困りごとを幅広くサポートしています。お気軽にご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください